1.何よりもまず、出来るだけ緊張せず、いつでも気 軽に受診して頂ける場所であるように努めており ます。
リラックスして語って頂くことは、適切な診断を行うためにも重要です。
2.診断・治療方針について充分な説明を行い、
ご納得・同意を得た上で治療を進めていきます。
3.あなたのこころのテーマは何か?を重視し、精神療法(カウンセリング)を大切 にします。
4.お薬については、あなたの疾患・症状にはお薬が必須なのか、在った方が望まし いのか、不要なのか、判断した上で、説明と同意に基づいて治療を進めていきま す。できるだけ少い処方で改善を目指します。漢方薬も積極的に活用します。ジ ェネリック薬品については、信頼できる製品を活用します。
必ずしもそうではありませんが、大半の方は、お薬を飲んで頂いた方がスムースに改善します。。メンタル科の通院治療に於いては、精神療法(カウンセリング的アプローチ)と並んで薬物療法(安定剤、抗うつ剤、睡眠導入剤など)が大きな柱となっています。更に、適度な休息、これまでの生活の見直し、対人関係の調整なども重要課題となり得ます。
《こころ》の働きに最も関連の深い《からだ》の部位は脳(中枢神経系ネットワーク)ですが、薬物療法は、症状・体質に合うお薬を一定期間服用服用して頂くことで、脳(中枢神経系ネットワーク)の働きを調製し、結果的に症状が改善することを目指します。
薬物療法が原則必須なのは、1.統合失調症 2.中等度以上の躁うつ病・うつ病 3.その他の疾患で、不安定な症状のためにこれまで通りに日常生活を送れないような問題が起きていて、薬物療法によってその改善が見込まれる場合です。
新薬の特許が切れた後に販売される、同じ成分のお薬で、値段が安いことが大きなメリットとされています。メンタル科の新薬はどれもかなり高価なので、長期服用される患者さんにとってはジェネリック薬が増えることは朗報です。最近はスマホで簡単に差額を計算できるHPもあります。しかし、本当に完全に同じ製品で値段が安いだけが相違点なのか?というところを、念のため知っておかれた方が良いと思います。
1.薬効成分は科学的に全く同じで、「似たような別物」でははありません。それは確かです。
2.ただし効能格差のバラツキの許容度が、先発品よりも緩く設定されています。
先発品の許容度は±5%ですが、ジェネリックの場合は±20%です。実際、ジェネリック薬は、薬効成分の含有量にややバラ ツキが在ったり、僅かに溶けるスピードが遅い、あるいは溶け方が不規則な製品があるようです。しかし、実用上は問題ない 程度の違いとされています。
4.錠剤に含まれる、薬効成分以外の添加物などが、先発品とジェネリック薬とでは異なる場合があります。そのため、ジェネリ ック薬に切り替えたら発疹などのアレルギー反応が出たというケースも、ごく希ですが在ります。この場合は、逆のケースも 有り得ます。
以上をまとめると、先発品との価格差が充分大きい場合、ジェネリック薬に切り替えることを検討された方が良いでしょう(実は、殆ど値段が変わらない薬もあります)。ジェネリック薬に切り替えて問題を感じられるようでしたら、医師・薬剤師に正確な情報を率直にお伝えください。
(ここに文章が入ります)
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